ORGAN活版印刷室とは
ORGANとは長良川流域の持続可能な地域づくりを支援する団体です。
2005年から、ゆるいネットワークとして動きだし、これまで岐阜市の伝統工芸の復活再生プロジェクトや、町家保存の取り組み、地域で催されるイベントの事務局など多様なプロジェクトに取り組んできましたが、2010年より、地域づくり支援をサービスとして行う団体として、法人化準備を行っています。
拠点は岐阜市の古い町金華の、築120年の町家です。昼となく夜となく、多様な人が集い、語り、呑み、歌い、会議をし、ワークショップを行う、古くて新しい地域拠点を目指しています。
そんな活動を行っていた中、数年前、近所にあった紙問屋さんが廃業される事になりました。その紙問屋さんが、沢山の活字や備品、そして、今ではなかなか手に入らない大きな自動の活版印刷機も全て廃棄してしまうという話を聞き、ORGANデザイン室は事務所に入るだけの活字、備品を買い取ることをきめました。そうして始まったのがORGAN活版印刷室なのです。
スタッフ紹介
直野 香文 naono kafumi
元気だけが取り柄!!
おしゃべりと、おやつが大~好き!
ORGANのおやつ番長!!こう見えても3児の母!
紙のお話
美濃手漉き和紙
ORGAN活版印刷室では、美濃手漉き和紙を使用しております。
江戸時代以降、長良川を利用した運輸により長良橋たもとの地域は長良川の重要な港町となり、奥美濃から美濃和紙などの陸揚げが多く、それを扱う問屋町として栄えました。良質な和紙「美濃和紙」を得た岐阜では、岐阜の工芸品である岐阜提灯、岐阜和傘、岐阜うちわが生まれ、美濃和紙は岐阜の伝統工芸には欠くことのできない物なのです。
美濃和紙というと本来は岐阜県南部を占める美濃国(みののくに)で広く生産されていた紙のことですが、 現在ではその中の一部、 主に岐阜県美濃市でわずかに残っているにすぎません。その中で、ORGAN活版印刷室では、若手美濃手漉き和紙職人の方々の繊細で個性的な美濃和紙を取り扱っております。
美濃和紙は活版印刷との相性もよく雰囲気の良い名刺が出来上がります。
洋紙
ORGAN活版印刷室では、美濃手漉き和紙以外にも、コットン紙やクッション紙、様々な洋紙も扱っております。
コットン紙やクッション紙など厚く柔らかい紙は活版印刷との相性も良く、活版印刷独特の印圧による文字の凹みが美しく映えます。
※他にも、お客様のお好みの用紙の持ち込みにも
対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください!
(活版印刷では印刷しにくい紙の場合、検討のうえお断りさせて頂く場合もございますのでご了承ください。)